八ヶ岳南麓だより 2
韮崎の七里岩沿いを散策
2022年9月17日
午頭島公園のある穴山橋から、七里岩沿いに、釜無川の土手を歩きます。
風は涼しく、川の流れも爽やかで、秋の始まりを感じました。
黄金の稲が実った田んぼのあぜには、アカバナやマルバルコウソウの小さくかわいい花たちが、赤く彩りを添えています。
ひときわ目を引く彼岸花も、美しく咲き始めました。
暑かった夏も終わり、爽やかで気持ちのいい季節の始まりです。思い切り大自然を味わいたいです。
清里ツツジウォーク
2022年6月5日
毎年開催されている、「清里の森ツツジウォーク」に、初めて参加しました。レンゲツツジ咲く清里高原の森を歩く11kmのコースです。
清里の森は、ミズナラの青葉におおわれ、カッコウやホトトギスのさえずりが響き、とても美しい森です。
オレンジが目立つレンゲツツジや、白い小花がかわいいコゴメウツギ、小さな川のそばのクリンソウの美しさは、圧巻です。
初夏の一番美しい森を、歩くことができ、心も洗われた一日でした。
遅い春 北杜市高根町の山里
2022年3月27日
東京では桜が満開のようですが、高根町は、やっと梅が咲き始めたところです。そんな遅い春の山里を、散策しました。
六ケ村の流水堰は、清らかな勢いのある水が、美しく流れていました。
高根町からの八ヶ岳は、赤岳の残雪が陽の光に照らされて、輝いていました。青空に映えています。
森の中には、ダンコウバイの黄色い花が、ひときわ目立ち、可愛さを際立たせていました。
春の光が射し込むコナラの森は、穏やかであたたかい時を、与えてくれました。あっという間に、萌黄色に芽吹くでしょう。
初冬の千代田湖を歩く
2021年12月5日
今朝は氷点下まで気温が下がり、とうとう冬の足音が聞こえてきました。
甲府市の山の方にある千代田湖の周辺を、ゆっくり散策しました。
まだコナラの紅葉が少し残る山々を背に、千代田湖の水面は美しく輝いています。
オオバンやキンクロハジロなどの水鳥たちが、のんびりと羽を休めています。
あまりの穏やかさに、寒さは吹き飛んでしまいました。
集落へと登って行くと、昔ながらの神社があり、その石垣に、ヒヨドリジョウゴの真っ赤な実が、心踊らせてくれました。
日本の原風景の山里そのものの、優しい景色でした。
富士見高原乙事(おっこと)地区の森散策
2021年7月18日
梅雨が明け、真っ青な空と深い緑溢れる富士見高原を、歩いて来ました。
高原の森の中は、涼しい風が吹き渡り、道沿いに咲く、ヤマアジサイの白さは、爽やかさをくれました。サンコウチョウの声も響いています。
いくつかため池がありましたが、あまりの美しさに、心動かされました。
八ヶ岳南麓の富士見高原の夏は、静かで、爽やかな風の音だけが聞こえています。
新緑まぶしい我が家の森
2021年4月15日
北杜市日野原台地にも、遅い春がやってきました。家の周りの森はかがやくばかりの新緑です。
庭の木陰には、紫色のイカリソウが美しい花を咲かせています。
奥の森からは、ウグイスやガビチョウなどの鳥たちが、大きな声でさえずっています。
淡い黄色のシュンランは、森のあちらこちらで咲いています。
春の優しい雰囲気をかもし出しています。
春の清々しさに溢れる日野原台地の景色です。
南アルプス市御勅使川沿い散策
2021年1月10日
氷点下の冬晴の一日、御勅使川親水公園から、川沿いにのんびりと歩きました。
スモモの果樹園の中から山側を見上げると、青空に冬木立が映え、清々しささえ感じました。
川のそばには、梅が数輪だけ花を咲かせ淡い春を呼んでいます。
民家のピラカンサの真っ赤な実は、真冬の鮮やかな彩りです。
両側を山に挟まれた、御勅使川の大きなゆるい流れは、寒さの中でも、圧倒的な美しさを見せてくれました。
秋の甲府湯村山を歩く
2020年10月18日
朝、庭から望む甲斐駒ヶ岳は、美しい初冠雪を見せてくれました。
そんな冷えた一日、甲府駅から湯村山に約10Km、のんびりと歩きました。
湯村山は500メートル程の低山ですが、都市部に残された美しい森の山です。
登って行く道沿いに、青色でかわいいヤマハッカ、静かに白く咲くコウヤボウキや、真っ赤な実が目を引くクサギに癒やされました。
モズやエナガたちの声が森の中に響いていました。
いよいよ秋も深まり、もうすぐ美しい紅葉に染まります。
信玄棒道「小淵沢から富士見町」を歩く 2020年8月23日
暑かったこの夏の終わりに、高原の信玄棒道を散策しました。
小淵沢はさすがに、涼しい風が吹いていました。
緑の森の木陰沿いに、信玄棒道は、続いています。道沿いには夏の高原の花が爽やかに咲いています。
真っ白なユウガギクや、黄色が眩しいハンゴンソウ、薄桃色のアサマフウロは、ただそこに咲いているだけで、幸せを感じます。
森から響いてくる、ギィーと鳴くエゾゼミの声は、あと少しの夏を存分に生きて行く生命力に溢れていました。
美しい高原の夏を感じた一日でした。
大門ダム清里湖から川沿いの森歩き
2020年6月7日
梅雨間近の少し暑い今日、大門川を堰き止めた清里湖の周りを、川沿いにゆっくり歩きました。
足元には、鮮やかな黄色のコモチマンネングサが小さく光っています。
山側には、白さが清々しいマタタビの葉や、ノイバラも咲いています。スイガズラの甘い香りも漂っています。
川の道沿いにフタリシズカの群落を見つけ、その美しさには圧倒されました。
森の奥からは夏鳥のキビタキやサンショウクイなどのきれいな歌声が響き、夏の到来を感じました。清里の緑溢れる美しい森が広がっています。
北杜市武川町の桜散策
2020年4月3日
春本番となった今日、お花見がてら、山高神代桜から真原(さねはら)桜並木まで、のんびりと歩きました。
実相寺はまさに今満開で、黄色の水仙と桜のピンクが圧巻の春を見せてくれました。樹齢2000年と言われる神代桜も見事です。
高龍寺の庭には、かわいいフクジュソウも咲いています。
真原桜並木は、まだ5分咲でしたが、桜のトンネルの中は、清々しい美しさでした。
季節は芽吹きへと移ります。
春の香り漂う里
2020年2月15日
甲斐市敷島公園の中にある梅園から、その周りの山里を、のんびりと散策しました。
今年は本当に暖冬で、もう梅園はほぼ満開でした。ほんのりと甘い香りが漂う桃色の里です。
山里を歩くと、一面のホトケノザが、春の光を受けていました。
さらに甘い香りの強いロウバイも、鮮やかな黄色で迎えてくれました。待ち望んだ嬉しい季節です。
冬晴れの1日、日向山へ登る
2019年12月15日
白州の日向山(1660m)へ登って来ました。
気温は3℃ですが、風もなく穏やかな日和です。
周りの森は、すでに葉っぱが全て落ちて、美しい冬木立を見せています。
木立の向こうには、南に富士山、西に南アルプスの甲斐駒ヶ岳、北に八ヶ岳がそびえています。
日向山の頂上では、真っ白な砂の大地が青空に映え、素晴らしい絶景に出会えました。この景色も、もうすぐ白い雪景色に変わるでしょう。
八ヶ岳南麓 清泉寮の森歩き
2019年10月14日
八ヶ岳南麓の清泉寮は、広大な森に囲まれています。
秋も深まった少し肌寒い一日、ゆっくりと散策しました。
まず目につくのは、一足先に真っ赤に色づいたツタウルシです。高い樹木に大きく絡みついています。
ホオノキも、大きな葉っぱと赤い実が美しいコントラストを見せています。
森の小道でひときわ輝いていたのは、マムシグサのオレンジの実です。
飾り物のように奇麗でした。
「清里テラス」の森
散策
2019年9月1日
残暑の中、清里テラスへ行って来ました。1900mの標高で、気温は20℃位、涼しいというより、肌寒いくらいです。
テラスのソファーにのんびりと座り、眼下の山々を望むと、秋風が吹き抜けて行きました。
近くの森の小道では、ツリフネソウやハクサンフウロの、ピンク色が鮮やかな花々に出会えました。
初秋の風が吹き、夏の終わりを感じる清里テラスでした。
富士見の森散策
2019年7月17日
7月に入ってから、ずっと雨が続いていましたが、久しぶりに晴れたので、近くの長野県富士見市の森を散策しました。
富士見市は日野春よりさらに高原なので、南風でも涼しさを感じます。
『分水の森』の林縁には、ヒヨドリバナが咲き始め、美しいヤマユリも大きな花を見せてくれました。
『21世紀の森林』では、道端に清楚なヤマアジサイが静かに微笑んでいます。
夏のエゾゼミが、ギィーと低い声で鳴いています。もうすぐ高原にも爽やかな夏が訪れます。
八ヶ岳 『美し森』を歩く
2019年6月7日
梅雨の晴れ間の青空が、少しだけのぞく、美し森から羽衣池まで、ゆっくりと歩きました。
美し森は朱色輝くレンゲツツジで圧倒されました。
ずっと聞こえて来るのは、エゾハルゼミの大合唱です。山の初夏を感じます。
ミヤマザクラの雪の積もったような花も素敵です。
頂上の湿地には、濃いピンクがかわいいクリンソウの群落があり、癒されるスポットです。
羽衣池までの八ヶ岳の森は、明るい清々しい本当に美しい風景です。
心が静まる一時でした。
新緑の身延町晴家村で自然散策
2019年5月5日
身延町の森で自然観察会をしました。
うっそうとした森の奥深くに、ポツンと白く光るギンランを見つけました。
あまり光の当たらない森の中にも、いろいろな花が咲いています。ツクバネウツギの白い花は、上を見ないと気付けませんでした。樹木の上の方からは、ずっとキビタキが美しい歌声を響かせていました。
枯葉で敷き詰めらた尾根道の少し明るいところには、フデリンドウが可愛らしく咲いています。
途中の巨大な岩に、沢山絡みついているマメヅタを見ました。
少し膨らみのある小さなかわいい葉っぱが特徴です。
幸せな気分になる丸い葉っぱです。
新緑の身延の森はキラキラと輝く美しい森でした。
春の花咲く 2019年4月4日
七里岩の高原にも、遅い春が訪れました。だんだんと淡い色になってきた森の足元では、萌葱色のシュンランの花が、笑顔を見せています。
野原には、かわいいノジスミレも咲いています。
紫色が美しいショカツサイも、キラキラ輝いています。
森のあちらこちらから、ウグイスやホオジロの美しいさえずりも響いてきます。
動植物にとって、また新しい一年の嬉しく素晴らしいスタートの時です。
甲府 曽根丘陵古墳公園散策
2019年1月19日
真っ青な空と澄みきった空気の中、曽根丘陵を、散策しました。
まだ風は少し冷たいけれど、日だまりにそそぐ光は、まるで春のようです。
足元には、ホトケノザが元気いっぱい咲いています。
公園のサザンカは、一際赤く輝いていました。
山を下りる途中に出会ったシンジュの実は、まるで雪の花のような美しさを見せてくれました。
皆、暖かい春を待ち望んでいます。
七里岩の紅葉の森
2018年11月23日
長坂から日野春へ続く、七里岩の森は、
八ヶ岳から流れ出た溶岩流の七里岩は、赤や黄色の丘陵のように、
我が家の庭もうっすら雪を被った甲斐駒ヶ岳と、
八ヶ岳南麓 『清里の森』
2018年10月8日
標高1300メートルの清里高原は、もうすっかり秋が深まり、650メートルの日野春から来ても、寒いくらいの気候です。
少し涼し過ぎる秋風の中、真っ白なゴマナや、ピンク色が愛らしいノハラアザミ、そして、草原の中に、紫色が生えるツルリンドウたちの優しい笑顔に出会えました。
平地より、一か月ほど早く、秋本番を迎えている八ヶ岳南麓の、『清里の森』は、冬の足音も聞こえそうでした。
北八ヶ岳の八千穂高原自然園
2018年8月18日
蒸し暑い下界を離れ、標高2000メートルの八千穂高原自然園を、散策しました。
入るとすぐに、涼しげなシラカバ林が迎えてくれました。
モミジの滝のそばには、水しぶきを受けたソバナや、清涼感あるシラネセンキュウが、美しく咲いていました。
近くの御泉水自然園の、湧水の小川は、涼しい風を運んでくれました。
夏の北八ヶ岳は、本当に気持ちのいい涼しさ満点でした。
梅雨の晴れ間の信玄堤
2018年6月24日
甲斐市にある釜無川の信玄堤の土手沿いに、緑地を散策しました。
細い川の流れる水辺の風景は、この時期、とても涼やかな雰囲気をくれました。
薄紫色のオオカワヂシャや、オランダガラシの白い小花も咲いています。
野原には、ワルナスビやアカツメクサの群落が、散歩する人たちに幸せな笑顔を見せています。
梅雨の晴れ間の、ひとときの涼をあじわいました。
若葉緑の小淵沢
2018年5月20日
初夏の風が清々しい小淵沢の、ズズラン沼から井詰湧水まで、花を見ながらゆっくり歩きました。
森の小道には、純白のギンランが、静かに花を咲かせ、マイズルソウの群落もかわいい白花を咲かせていました。
湧水の水辺には、ヒロハコンロンソウの花の大群落が、若い緑の上に雪を降らせたかのような、柔らかい優しい風景を見せてくれました。
湧水のあたり一面は、キラキラと木漏れ日が射す神秘的な素晴しさでした。
新緑の忍野村 2018年4月29日
富士北麓にあるさかな公園から、新緑の若葉緑の森の中の東海自然歩道を、花や鳥を見ながら、約8キロをゆっくりと散策しました。
森の少し湿った木陰で、ハッとするほど清廉なシロバナエンレイソウの群落や、小さく可憐なハルリンドウに出会え、感動でいっぱいになりました。
歩道沿いの桂川は、キラキラ光る新緑と雄大な富士山が、圧倒的な美しさを見せてくれました。
清々しい富士北麓の散策旅でした。
春の香り
2018年3月6日
森の小道を歩くと、春の香りがしてきます。
林縁に咲く紅梅の甘い香りです。
ホオジロやガビチョウの春らしいさえずりが、心地よく響いています。今朝初めて、ヒバリのさえずりを聞きました。
この冬は、極寒の日々が続いていましたが、さすがに3月になると春めいて来ました。
森の木々も、草花たちも、春の光をたくさん受けて、嬉しさが、感じられます。
田んぼの小さな水の流れも、キラキラ輝き、タネツケバナのとても小さな白い花が、優しい笑顔を見せてくれました。
春は何もかもが、始まる楽しい季節です。
私たちもまた頑張って歩いて行きましょう。
凍てつく中の暖かい陽光
2018年1月16日
年が開けてから、極寒の日々が続いています。南アルプスの山々は深い雪をかぶり、冬晴れの青空と美しいコントラストを描いています。
我が家の庭には、こんなに寒くても、キツネやタヌキの家族たちが訪れて来ます。楽しい来客です。
森の樹々は、凍てつく風に耐えながらも、凛とした美しさを見せています。
青空に映えたコブシの白い花芽が、もうすぐやって来る暖かい春を心待ちにしています。
艶やかな紅葉の森
2017年11月13日
八ヶ岳の紅葉も、だんだんと里へ下りてきています。
今、我が家の七里岩沿いの森の周辺は、一番美しい季節になってきました。
この辺りは、コナラやヤマザクラが多いので、一帯はオレンジ色に染まっています。
今朝は、霜が降りて、だんだんと晩秋から初冬へと季節は移っていきます。
毎年、渡って来るジョウビタキの「ヒッ、ヒッ、ヒッ」という鳴き声も、聞こえるようになりました。
この頃は、夕方、毎日のように、タヌキの一家が庭にやってきて、芝生の中をごそごそとして、何かを食べているようです。とても楽しい光景です。
11月の下旬には、真っ赤になった森の葉っぱも、強い北風に吹かれ、すべて舞い散ることでしょう。
秋の始まり 2017年9月7日
いつの間にか、朝夕とても涼しくなっています。
今日は、秋雨全線のせいで雨がしとしと降り、もう夏は終わったなと感じます。
今、林縁には、シラヤマギクが、小花を雪のように咲かせ、飛んで来た種から増えたタカサゴユリが、清楚な白い花をつけています。
この夏毎日のように、庭に現れたキツネが、軒先で雨宿りしています。
勢いのあった季節から、だんだん静かな秋へと移っていきます。
夏の強い陽射し 2017年7月19日
今年の梅雨は本当に雨が降りませんでした。
いつの間にか、毎日35度(甲府)の炎天下続きです。
ここ日野春は高原なので、朝晩は涼しく過ごせます。
朝の森の小道は、緑の風の中、エゾゼミの声が響いています。
あふれんばかりの森の葉っぱは、一日の活力をたくさん与えてくれ、夏の強いエネルギーを感じさせてくれます。
今は真っ白なリョウブの花が、森のふちを彩り、足元には、オカトラノオの小さな群落が清らかな白い小花をゆらせています。ひと時の清涼を、もらえます。
これから、真夏へと突入です。自然とともに、思いきり楽しく過ごしたいと思います。
一番美しくすがすがしい季節 2017年5月23日
朝の庭は、鳥の声の大合唱から始まります。
南の国から渡ってきたサンコウチョウやキビタキ、アオバトやサンショウクイなど、美しい歌声の競演です。
そこに交じって、高原の初夏のセミのハルゼミの声も響いてきます。
若葉緑のキラキラ輝く森と、吹き抜ける初夏の風が、圧倒的なパワーで、心にしみ込んできます。自然は本当に美しく偉大で、人間の小ささを感じざるを得ません。
八ヶ岳南麓は、今ちょうど、ニセアカシアが満開になっています。花の下では甘い香りが広がって、真っ白な房の花がとても可愛らしく下がっています。
初夏の、あまりにもきれいな自然に、力強い生命の息吹を感じ、これから夏に向かって、頑張るパワーをいただいています。